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【ファイナル】1988年ファイナル レイカーズVSピストンズ 計5試合分
全7試合のうち1試合目、5試合目がないので特価となっています。
第1戦
グレート・ウェスタン・フォーラムで始まったファイナルは、親友であるマジック・ジョンソンとアイザイア・トーマスが互いの頬にキスを交わす穏やかな光景で始まった。第1戦はピストンズのエイドリアン・ダントリーがFG12/14の34得点を記録するなど活躍。前半残り6秒ではビル・レインビアの3Pシュートが決まり、ピストンズが54-40とリードを広げると、さらにレイカーズのインバウンドパスをスティールしたアイザイアが3Pシュートのブザービーターを決め、57-40とさらに点差を広げた。結局試合は前半だけで勝敗が決し、105-93でピストンズが勝利した。レイカーズは第1戦で早くもホームコートアドバンテージを無効にされた。
第2戦
カンファレンス決勝を第7戦まで戦ったレイカーズは第1戦でやや疲労が見られ、それはセルティックスと同様にレイカーズも年齢には勝てないと思わせる姿でもあった。しかし第2戦ではレイカーズが反撃に打って出て、ジェームス・ウォージーは26得点、バイロン・スコットは24得点、さらに風邪を押して出場したマジックも23得点を記録して108-96でレイカーズが勝利した。
第3戦
あまりにも激しいディフェンスのおかげでリーグ一の嫌われ者になったピストンズだが、地元デトロイトでは熱い支持を受けていた。32年ぶりのファイナルともなればその熱狂振りは一入で、ポンティアック・シルバードームで行われた第3戦では40000人以上のピストンズファンが押しかけた。しかしレイカーズはアウェイのプレッシャーにも屈せず、第3Qでは31-14と畳み掛け、99-86で2連勝を飾った。第2戦に引き続き風邪に悩まされるマジックは、この日も18得点6リバウンド14アシストでチームを牽引した。
第4戦
第1戦の勝利から一転、2連敗を喫したピストンズは、第4戦ではマジックをファウルトラブルに陥れ、後半の序盤でベンチに追いやることに成功した。マジック不在の間にピストンズは勝利を決定付けてしまい、タイムアウトの間興奮のあまり「No letup! We don't let up!」と叫び続けていたビル・レインビアは29得点、ダントリーは27得点を記録し、111-86でピストンズが圧勝した。
第5戦
ピストンズがこのシーズン彼らの最後のホーム戦を104-94の勝利で飾り、ついに優勝に王手を掛けた。ほぼ勝利が決まった第4Q残り1分を切って、41000人のファンが白いタオルを振る光景に感動したレインビアは、ジョー・デュマースに向かって「よく見て楽しんでおけ。こんな風景は2度とお目にかかれないぞ」と言ったという。試合序盤はレイカーズペースだったが、レイカーズのビッグマン陣が次々とファウルトラブルに陥ると、形勢は一気に逆転し、この日25得点のダントリーは前半だけで19得点、16得点のヴィニー・ジョンソンも前半だけで12得点を記録し、前半が終わった頃には59-50でピストンズが逆転しており、そのままピストンズが勝利した。
第6戦
ピストンズの3勝2敗で迎えた第6戦は、アイザイア・トーマスの強靭な精神力が発揮された試合であり、またアイザイアが悲劇のヒーローとなった試合でもあった。試合は前半を終えたところで56-48でピストンズがリードしており、いよいよピストンズが優勝をその手に掴み掛けていた。第3Qに入るとアイザイアの得点力に火がつき、ジャンプショットにレイアップとアイザイアのシュートが次々とレイカーズゴールに吸い込まれ、第3Qだけで14得点を記録した。しかし第3Q残り4分強の時、悲劇が起こった。アイザイアがレイカーズのマイケル・クーパーの足の上に着地してしまい、足に酷い捻挫を負ってしまったのである。しかしこの大事な場面でベンチで燻るアイザイアではなく、彼がベンチに座っていたのは僅か35秒間だけだった。コートに復帰したアイザイアは足を引き摺り、痛みに顔をしかめながらも果敢にゴールに向かい、さらに11得点を追加。足に深刻な怪我を負いながらも彼がこのクォーターで積み上げた25得点は、1クォーターにおけるファイナル最多得点記録となった。アイザイアの一世一代のプレイに後押しされ、ピストンズはその後もレイカーズの追撃をかわし続け、第4Q残り1分を切った時点で102-99と3点のリードを保っていた。あと60秒間だけこの点差を守れば、アイザイアの奮闘は報われ、半世紀以上の歴史を持つピストンズに初のチャンピオンシップをもたらすことになる。すでにシャンパンは冷やされており、CBSはピストンズオーナーのビル・デビッドソンにトロフィーの授与するための準備を始めていた。しかし勝利の女神はアイザイアに微笑まなかった。
マジックは試合後に「1分というのはとても長いものだ」と語った。残り52秒でバイロン・スコットのジャンプショットがピストンズゴールに突き刺さり、101-102。レイカーズは最後の粘りで強力なディフェンスで当たり、アイザイアに無謀なシュートを打たせた。シュートは外れ、ついにレイカーズに逆転のチャンスが訪れた。レイカーズがラストショットを託したのは41歳となったカリーム・アブドゥル=ジャバー。残り14秒で放たれた伝家の宝刀スカイフックは、リムに弾かれるもレインビアのファウルを引き出した。ジャバーは落ち着いて2本のフリースローを決め、ついにレイカーズが103-102と逆転。ピストンズはデュマースがラストショットを外し、ボールがオフェンスリバウンドを狙ったデニス・ロッドマン(ロドマン)の手の上を泳いだ末にバイロン・スコットに渡った時点で、試合終了のブザーが鳴り響いた。
アイザイアはこの日43得点8アシストの活躍だったが、彼の肉体を削ってのプレイも勝利と優勝には繋がらなかった。
第7戦
2日後に第7戦を迎えるピストンズは、アイザイアの足の回復が最優先となった。トレーナー達が懸命にアイザイアの足のケアに努めたが、第7戦の試合前のウォーミングアップでは、アイザイアが辛そうに足を引き摺る姿が見られた。それでもアイザイアは強行出場し、前半で10得点をあげ、チームも57-47の10点リードで前半を折り返した。しかしアイザイアの神通力もここまでで、ここからレイカーズの猛反撃が始まった。ローポストを中心にジェームス・ウォージーが次々と得点を重ね、第4Qが始まる時には90-75とレイカーズの大量リードに変わっていた。フォーラムはすでにレイカーズの圧勝ムードに包まれていたが、ここからピストンズのチャック・デイリーHCがラインアップに変更を加え、ヴィニー・ジョンソン、デュマース、ジョン・サリー、レインビア、ロッドマンという布陣に変えたところ、流れが一気にピストンズ側に傾き、残り1分17秒にはこの日25得点のデュマースのジャンプショットでついに100-102とその差2点にまで縮まった。ピストンズはレイカーズの背中を完全に射程圏内に捉えたが、しかしマジックがフリースローを得て104-100とリードを広げると、続くピストンズのオフェンスはロッドマンの無謀なシュートで終わってしまい、今度はバイロン・スコットのフリースローで105-100とさらにリードが広がった。ピストンズはその後105-106とその差1点と最後まで粘りを見せたが、最後はエイ・シー・グリーンのレイアップが決まり、108-105でレイカーズが勝利し、80年代に入って5度目、そしてNBAにとって19年ぶりとなる連覇を果たした。ファイナルMVPは第7戦で36得点16リバウンド10アシストとキャリア唯一のトリプル・ダブルを達成したジェームス・ウォージーが選ばれた。ウォージーはこのファイナルの活躍で"ビッグ・ゲーム・ジェームス"と呼ばれるようになった。
レイカーズが連覇を達成した瞬間、コート上は興奮のあまり飛び出したレイカーズファンの群れで溢れかえったが、群集を掻き分けてロッカールームに戻り、真っ先にシャンパンの栓を切ったのは誰あろう連覇を宣言したパット・ライリーその人であった。見事に公約を達成したライリーは、さらなる偉業である「三連覇」宣言をぶちまけようとしていたが、チームメイトに止められたという逸話が残っている。なお、ライリーが目論んだ三連覇は「スリーピート」とも言い、これはライリーの造語である。「スリーピート」はライリーによって商標登録されるが、実際にスリーピートをやってのけるのはライリーのチームではなかった。またレイカーズは不可能と言われる中で苦労して連覇を達成したが、NBAはこの年を皮切りに連覇を果たすチームが次々と現れる。
この優勝がレイカーズにとって、1900年代最後の優勝となっている。レイカーズはこの後もリーグ有数の強豪として君臨し続けるが、世代交代の波には抗えず、ファイナルには出場するものの優勝には届かなかった。長らくリーグを支配し続けたマジック&バード、レイカーズ&セルティックスの時代もいよいよ終焉へと向かい、マイケル・ジョーダンを始めとする次世代の選手が活躍する時代へと突入していく。その扉をこじ開けたのが、セルティックスをついに王の座から引き摺り下ろし、レイカーズを後一歩のところまで追い詰めたデトロイト・ピストンズだった。レイカーズとピストンズは、翌シーズンもまた同じ舞台で激突する。
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