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【ファイナル】1989年ファイナル ピストンズVSレイカーズ 全4試合
1989年 NBAファイナル 全4試合
第1戦
レイカーズにとっての悲劇は第1戦の前に起こった。バイロン・スコットが膝を故障し、第1戦と第2戦を欠場してしまったのである。スコット不在の影響は主にディフェンス面で現れ、206cmの長身を誇るマジック・ジョンソンは高さの面では有利に立てるが、アイザイア・トーマス、ジョー・デュマース、ヴィニー・ジョンソンの高速バックコートトリオのスピードには着いていけず、レイカーズはペリメーターから崩された。アイザイアは24得点、デュマーズは22得点、ヴィニーは19得点を記録し、109-97でピストンズが第1戦を勝利した。
第2戦
第2戦でレイカーズは反撃に転じ、試合序盤からペースを握って前半を62-56とリードして終えたが、後半になると流れはピストンズに傾き、第3Q残り4分の頃には75-73とその差2点までに詰め寄られた。そしてここでレイカーズにとって第2の悲劇が起こった。マイカル・トンプソンのシュートがジョン・サリーにブロックされたため、慌ててディフェンスに戻るマジックが、足を捻ってしまったのである。マジックはベンチに下げられ、ついにはピストンズに75-75の同点に追いつかれるも、ここから王者の意地を見せたレイカーズがピストンズを突き放して90-81とリードを広げた。しかしマジックとスコットの不在は如何ともし難く、第4Qにはピストンズの怒涛の反撃を浴びて一気に逆転された。それでも傷だらけの王者は試合終盤には106-104と2点差にまで追い上げ、試合残り8秒には渾身のディフェンスでピストンズの24秒バイオレーションを誘い出し、同点の望みを繋いだ。孤軍奮闘するジェームス・ウォージーは強引にペネトレイトを仕掛け、ファウルを引き出してフリースローを獲得。2本とも決めれば同点となっていたが、ウォージーは1本目をミス。この時点で勝敗は決してしまい、最終スコア108-105でピストンズが2連勝を飾った。
第3戦
前季のファイナルでピストンズはアイザイアの故障に泣いたが、今度はレイカーズがマジックの故障に泣く番となった。マジックは怪我を押して第3戦に強行出場するも、5分プレイした時点で故障した膝が限界に達し、以後マジックは試合に戻らなかった。エースのマジック不在という緊急事態にもレイカーズは奮闘し、ウォージーは26得点、引退まで幾許もないカリーム・アブドゥル=ジャバーは24得点13リバウンド、マイケル・クーパーは15得点13アシストを記録した。しかし彼らの懸命なプレイも、この時のピストンズには十分ではなかった。
デニス・ロッドマン(ロドマン)は背中に痙攣と痛みを抱えていたにもかかわらず、マッサージのためベンチとコートを行き来しながら19リバウンドを記録。そして自慢のバックコート陣はデュマースが17連続得点を含む31得点、アイザイアは26得点8アシスト、ヴィニー・ジョンソンは17得点を記録した。
試合は終盤にピストンズがミスを連発し、アイザイアのターンオーバーでレイカーズが113-110の3点差にまで追い上げると、続けてデュマースがターンオーバー。第2戦に引き続き、土壇場になってレイカーズに同点のチャンスが生まれた。レイカーズは同点の3Pシュートをルーキーのデビッド・リバースに託したが、リバースのショットをデュマースが見事にブロック。デュマースはさらに外に出かけたボールに飛びつき、レイカーズの同点の可能性を完全に潰した。ピストンズはこれで3連勝を飾り、ファイナルはレイカーズの三連覇どころか、ピストンズによるスイープの可能性さえ出てきた。
第4戦
グレート・ウェスタン・フォーラムの客席を埋めたレイカーズファンは、この試合がジャバーのラストゲームになるかもしれないことを予感し、試合前のウォーミングアップにジャバーが姿を現したときには、一際大きな喝采を送った。
崖っぷちに追い込まれたレイカーズとライリーHCは活路を前季ファイナルMVPのウォージーに求めた。ウォージーはチームの期待に応えてこの日40得点を記録し、前半を55-49のレイカーズリードで折り返した。しかし後半になるとピストンズの牙が手負いのチャンピオンチームに襲い掛かり、ビル・レインビアの3Pシュート、リック・マホーンの4連続得点などで59-58と一気に点差を詰めた。レイカーズはウォージーが懸命のプレイを続け、観客の「スリーピート!」の声援にも後押しされて、第3Qは78-76でレイカーズが辛うじてリードを守って終わった。しかしレイカーズが追い込まれていることは誰の目にも明らかだった。
第4Qに入るとピストンズはジェームス・エドワーズの活躍で一気に逆転。そして100-94のピストンズリードで迎えた残り3分23秒、フォーラムのファンはコートに向かってスタンディングオベーションを送った。それはレイカーズに奇跡の逆転を望んだものではなく、ベンチに下げられるジャバーに向かって送られたものであった。残り2分を切ると、ジャバーが再びコートに戻され、そして残り1分37秒にジャバーのバンクショットが決まった。これがキャリア20年に及ぶジャバーの、ラストショットとなった。場内はファイナルの決戦の場からジャバーの引退式の様相を呈する中、アイザイアが最後のフリースローを決めて、105-97でピストンズが勝利。リーグ一の嫌われ者が、リーグの頂点に立った瞬間である。
ファイナルMVPにはジョー・デュマースが選ばれた。デュマースはバッドボーイズでは一番質素な男だったが、攻守両面において活躍し、必要とあらば主役にも脇役にもなってチームに貢献した。創部41年目にして初の優勝を、スイープという最高の形で達成したピストンズは、ディフェンディングチャンピオンとして迎える翌シーンズも、変わらずバッドボーイズとしてリーグを震え上がらせる。一方レイカーズはついにジャバーが引退を迎えるに至ったが、マジックとウォージーは健在であり、脇役達も充実していたため、ウエストの王座をすぐに明け渡すことは無かった。
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